2025年の取り組みを振り返って
繁忙期には、やはり書けなかった
水分堂ブログの最後の記事は、大石早生の販売案内だった。
それを前後して繁忙期に入り、文章を書く余裕はなかった。
繁忙期が終わっても、仕事や家庭のことで玉突きのように忙しい時期が続き、
結果として、かなり間が空いてしまった。
ただ、書けなかった期間も、
畑では判断と試行錯誤が続いていた一年だったと思う。
剪定講習会を経て、枝の整理が変わった
今年は剪定講習会を受けたことで、
亜枝・主枝・結果枝などを区別して考える視点が、
自分の中でかなりはっきりしてきた。
摘果や農薬散布が負担にならないように、
枝を増やすのではなく、
役割ごとにととのえておくこと。
その意識を持って剪定に入れるようになったことで、
「切る量」よりも「残す構造」を考える時間が増えた。
混み合った樹形から、風通しを優先する方向へ
父の世代から続く剪定は、
どうしても枝が混み合いやすい。
今年はそこを一気に変えるのではなく、
少しずつ風通しを良くする方向へ舵を切った。
日当たりや作業性だけでなく、
病気や樹勢の面でも、
空気が流れることの重要さをあらためて感じている。
はなよめの畑は、一人でやってみている
はなよめの畑については、
今年は私一人で剪定から管理まで取り組んでみている。
正解を急がず、
自分で判断し、その結果を受け取る。
負荷はあるが、その分、
樹の反応が直接返ってくる感覚がある。
電位を上げる工夫を、作業に落とし込む
水や土の扱いについては、
目に見えにくい部分をどう整えるかを、
具体的な作業に分解して考えてきた。
枝の整理、剪定の角度、植樹、
水の通り方、土との接し方。
結果として、
樹全体の状態や反応が穏やかになるような感触がある。
思想として語るのではなく、
日々の手入れの中で、
どう再現できるかを意識している。
今年も、研修となる旅ができた
今年も妻と、研修旅行のような時間を持つことができた。
昨年の札幌、函館に続き、
今年は夏に奈良、伊勢、浜松。
そして冬には松本を訪れた。
土地の水、空気、街の成り立ちを見ることは、
畑や水の感覚とも、どこかでつながっている。

秋には、水に取り組む仲間との、2年ぶりの
勝沼キャンプに夫婦で参加した。
作業でも議論でもない時間の中で、
水や土地との向き合い方を共有できたのは、
今年の印象的な出来事の一つだった。
畑の外でも、水との向き合い方を探している
畑での取り組みと並行して、
新月の木の床や、水をととのえる工夫を、
暮らしのスケールで確かめられる場についても、
試行を重ねているところだ。
技術よりも、距離感を整える一年だった
振り返ってみると、
今年の農業と水の取り組みは、
技術の問題以上に、
「どこまで関わるか」という距離感を整える一年だった。
やりすぎない。
効かせすぎない。
無理なく続けられる範囲にとどめる。
それは水や土だけでなく、
人との関係についても同じだったと思う。
来年に向けて
今年は、理想通りに進んだとは言えない。
ただ、続けるための判断を積み重ねた一年だった。
来年は、
今年ととのえた剪定方針と作業の感覚をもとに、
また淡々と続けていくつもりだ。
この文章は、その途中経過として残しておきたい。
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