年始の剪定記録|大石下のはなよめ、7本・3日間の冬仕事

投稿者: 店主 長坂治 投稿日:

年始にかけて、大石下の畑にある「はなよめ」の剪定を行った。
本数は7本。樹齢はおおよそ10年ほどの木が中心で、
それより数年若い木が2本、さらに若木が1本ある。

この畑は、昨年は本格的な剪定が入っていなかったこともあり、
年始のタイミングで、数日に分けて手を入れることにした。


作業時間とペース

実際の作業は、こんな区切りだった。

  • 午前の部:11:30〜13:30過ぎ
  • 午後の部:14:00〜16:00

冬の作業ということもあり、
集中して動ける実働時間は1日あたり4〜5時間ほど。
結果として、7本を3日くらいかけて整える形になった。

「一日で全部終わらせない」
という判断は、結果的に正解だったと思う。


今回の剪定で大切にした軸

今回の剪定で意識したのは、次の点。

  • 樹形を優先し、骨格を整えること
  • 今年使う結果枝を切りすぎないこと
  • 無理に矯正せず、来年以降の主枝の状態を良好に保つこと

講習会で学んだ考え方や、
樹の生理やエネルギーの流れを重視する理論をベースにしつつ、
あくまで現場の木を見て判断することを大切にした。

冬剪定は「仮決め」。
最終判断は、花を見てから行う前提で、
今回は整理と方向付けに留めている。


進め方と確認のしかた

作業中は、

  • 枯れ枝
  • 下がり枝
  • 幹近くに残っていた内向きの弱い枝
  • 虫害の出ている枝

を一つずつ整理しながら、
亜枝・支枝・結果枝の関係を確認していった。

判断に迷う場面では、
剪定のテキストや資料を読み返し、
樹形の写真も参照しながら進めている。

また、ChatGPTにテキストや画像を読み込ませて、
判断の整理や言語化を手伝ってもらい、
そのアウトプットが本当に妥当かどうかを
別のAI(Gemini Pro)でも検証しながら進めた。

AIは、
「分かっていないことを、分かったように出力する」
性質もある。
だからこそ、複数の視点で確認することを前提に使っている。

最終的な判断は、
必ず目の前の木に戻して行う。


父の剪定を引き継ぐ、ということ

今回手を入れた10年ほど経った木は、
長年、父が剪定してきた木でもある。

その流れを否定するのではなく、

  • 活かせる癖は残す
  • 明らかに無理が出ている部分だけを矯正する
  • 手を入れすぎず、おさまりを重視する

という距離感で整えた。

結果として、
「父の剪定を少し矯正しつつ、
自分の判断を重ねた形」
になったと思っている。


冬剪定は、ここで一区切り

大石下のはなよめは、
これで今年の冬剪定は完了とする。

あとは、摘蕾の時期に花を見ながら、

  • 明らかに多いところ
  • 弱い枝に集中しているところ

を見極めて、
必要な分だけ、もう一段落とす予定だ。

冬にやり切らず、
春に答え合わせをする剪定。

この畑とは、そんな付き合い方をしていきたい。


次の畑へ

夕方には父と打ち合わせを行い、
金山の「夢みづき」の畑についても話をした。

こちらも、樹齢や状態が
今回の大石下とよく似ている。

近いうちに、
同じ考え方でチャレンジしてみるつもりだ。


おわりに

年始から、静かながら良い仕事ができた。
派手さはないが、
時間の流れを整える剪定だったと思う。

花が咲く頃、
この判断をもう一度、木に問い直すことになる。

それも含めて、
今年の剪定は、まだ続いている。


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